未来の食を守ろう〜農業と食品産業の再興〜

農林水産業・食品産業・小売産業・食育についてと 最新の調理について等の小ネタをぼやきます。 調理化学と栄養学が中心に学んでいました。 また居酒屋の店長代理、チーフマネージャー、アドバイザーの経験もあります。 専門的なアドバイスなら趣味でもビジネスでも!お待ちしてます! 興味のある方は是非

農業界の権威「坂本多旦」氏との対談

こんにちは

農業の生産性を上げる為、ICTを農業に導入する。
垂直農法を使った、植物工場を作る!
これらはみな日本農業の生産性拡大を行う為に、研究開発されています。

しかしながら、これらの殆どはIT出身者や政治家が筆頭になっている話なように私は感じています。

そんな中、既存農業と未来農業を共生させながら世の中に広めたいと思い絶賛転職活動中の私が、本日農業界の権威「坂本多旦」氏とお話しさせてもらう機会がありました。


坂本多旦 
山口県阿東町生まれ
船方G みどりの風協同組合 理事長(現役)
観光カリスマ百選
日本農業法人協会初代会長 (退任)
経済審議会特別委員(退任)
政策審議会特別委員(退任)
全国に道の駅の駅の概念を導入
農業の6次産業を提唱
0円リゾートによる食育の場形成

と、坂本氏は山口県で活躍される
農家でも農業界のみならず、6次化、道の駅の構想を導入した権威です。

対談の場は、山口県阿東町みどりの風協同組合でした。
上記は船方農場の様子です。
真夏の平日ということもあり、あまり人はいなかったですが、0円リゾートにはちらほらと憩いを求めに来た人がいました!


そして対談内容は、
・「東京農場」について

・「これからの農業について」

この2つが大きな話題でした。

内容は少しだけ、
まず東京農場について、坂本氏は東京都民の捨てるゴミによって作られる土地を農業によって自然に帰したい。そしてその過程を食育の場にすれば良いだろう。羽田空港に飛行機が着陸するとき、一面がコスモスやヒマワリで色とりどりだと綺麗だろう。と仰っていました。

そしてこれはディズニーランドと対極に位置する事業である。この対比が面白いものを作る。東京に活気をもたらす、と。

とても面白い構想ですが、東京都が長い年月のかかる農業事業をコスト面から行いたくないという政治的な絡みがあり、あまり表には出ていません。

続いて、これからの農業について
坂本氏は、はっきりと
IT導入?大賛成
それで上手くいくなら誰だってそうしたい。
しかしそこにコストがかかる。
搾取する人もいる。
だから学のない百姓はそういった方向に踏み出せない。

これには、坂本さんの百姓としての魂が乗っているように聞こえました。百姓出身で様々な事業や活動を興し、現場の農業を支えてきた方の重たい言葉として受け止めました。


また3月より2回目の対談で
私が考えるこれからの農業について、まだまだ甘い。泥まみれになってない。
沢山の経験を積み、それを自分の人生や社会に活かせ。それから農業にこだわって若い世代が考えてくれていることは嬉しい。これからも頑張れよ。と激励の言葉をいただきました。



最後に
個人的な意見として、東京農場のような場や全国各地にある農村がこれからの時代にむしろ価値を見出していくと考えています。

なぜならICT導入によるシステム化や植物工場での生産性は日々進歩し、農業の産業化は進んでいる。

その時に我々の「食」のルーツ
これらを知ることのできる場所がなくなってしまうのではあまりに、人間味がないと考えるからです。
既存型の農業は文化としてルーツとして食育の場、観光の場、ニッチな市場の場として2050年までの農業においても価値を見出す。またその必要があると考えています。




補足
船方G:
垂直農法:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/垂直農法

植物工場実施例
株式会社スプレッド
IT農業実施例
株式会社GRA

世界最新農業
plenty

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